循環型事業

伐採や抜根によって生まれた木材(有価物・一般産業廃棄物)は、地域循環のスタートになる大切な資源。
木材チップ・有機肥料などに再利用しています。

当社では天然木をメインに木材チップを造っています。その利用方法はさまざまで、燃料エネルギーとなったり、バイオマスとして利用したり、牛や馬の敷料となったり。地域への循環としては、堆肥や暗渠のフィルター材(農地に埋まっている管と地面との間に使用)、造園のマルチング材などに生まれ変わっています。

未利用のバイオマス地域資源として活用し、出来る限り地域で循環させています。当社の循環については下の図をご覧下さい。

「アクセルグリーン工法」による伐採木堆肥製作工程

植物由来の発生材をリサイクル可能にする、エコな堆肥化工法「アクセルグリーン工法」。伐採材から堆肥化までの流れを、写真を交えてご紹介します。

「アクセルグリーン工法」の実施例(刈草の堆肥化)

工事名称 除草工事
中小企業基盤整備機構(旧地域公団)北海道支部空知団地の「刈草」堆肥化事例

アクセルグリーン工法の特徴

パッケージ化された手法でゼロエミッションを実現可能にします

発酵促進効果で従来に比べて半分以下の時間での堆肥化できます

熱度を管理することで堆肥化の工程を管理し、安定的に工事が出来ます

永続性が高いリサイクル工事が可能になります

仕上がった堆肥はJAS有機農法にも応用可能な高品質なものです

高温で堆肥化することで雑草種子が死滅し、農家での利用価値が高まります

(平成19年度建設業の新分野進出/技能継承モデル構築支援事業 北海道 事例004紹介記事引用)

北海道空知郡奈井江町の株式会社北海道アトリウムは、専門の造園・緑化工事のほか、NPO法人を設立してまちづくりに関する事業に取り組む中で、農業者との関わりも深めてきた。一方、バイオ技術センターを設立し、未利用バイオマスの技術開発などにも意欲的に取り組んでおり、今回はそのノウハウを地域農家の課題である廃棄物処理に活用し、農地の復元に挑戦している。

1.事業の背景と動機

培ったノウハウと有休資産活用との結びつき

これまで行ってきた未利用のバイオマス有機堆肥の製造試験で培ってきた植物性発酵技術力を、地域農家の課題である廃棄物処理に活用し、農地の復元につなげることが出来れば、新たな事業展開が可能であると考えた。また、10年ほど前に浦臼町に購入した土地の有効活用を検討していたが、この植物性発酵技術とであい、植物系廃棄物の処理のための施設として活用することを決めた。

2.進出時の苦労やその対応

農家からの信頼を得ることが最大のポイント

廃棄物処理に関する法律面の規制(廃棄物運搬者等の規制)がある。また、新しい植物系廃棄物の処理方法の場合、標準化されていないことから、なかなか公共工事発注者の理解を得るには、中核的農家に使用してもらい、信頼を得ることが重要で、時間が掛かるがこれまで培った人間関係を活用していく

3.新事業の概要

植物性の自然滋養有機肥料を開発し農地復元を

植物廃棄物の籾殻、枯枝、野菜のや産業廃棄物の木屑等を減量として活用し、植物性の自然滋養の有機堆肥を開発し、農地の復元を目指す。

4.事業の推進体制

近く専任社員を新規採用

工藤社長を中心に、同社産業廃棄物部門に「リサイクル事業」と「有機堆肥製造販売事業」を併設して、本事業を実施する体制を整備、社員は選任ではないが、技術開発担当・市場開拓担当・財務担当に分担している。来年度は販売ならびに堆肥生産担当として2名程度の新規採用を検討している。

5.差別化戦略・競争戦略

発酵期間短縮によるコスト低減、環境にも配慮

堆肥の原料に、魚などの動物性タンパク質を使用せず、植物性のみであることから新規性、独自性がある。小麦由来の発酵促進剤等や自然木の使用により、連作障害を避けることができる。また、トマト、メロン系の植物系廃棄物を使用した堆肥の場合には、その旨を記載し、連作障害が生じないよう、いくつかの種類の堆肥を生産、販売する(自然木、芝・草、トマト、メロン、混合というような分類が考えられる)。発酵期間の大幅な短縮により、発酵から熟成までの経費の削減を図ることが出来る。野焼きや埋め立て処分に比べて、法的、環境的に適正かつ低コストで処理が可能である。無臭効果が得られることにより周辺の環境へ配慮がなされている。

6.成果と今後の課題

安定的な堆肥原料の確保が課題

安定的な提言量の確保が当面の課題である。また、空知、さらには道内に同堆肥を普及させるには、農家から同堆肥への理解、評価を得なければならないことから、農家との関係を強化しつつ、それぞれの農家に適した堆肥の提供に努める。

Copyright © 2012 Hokkaido Atoriumu Co.,Ltd